便秘に悩んでいる方へお伝えしたいのは、「便秘薬に頼り続けるのではなく、毎日の食事や生活習慣を見直すことで“自分で出せる”体を目指しましょう」ということです。便秘は一時的な薬でしのぐものではありません。根本から改善することが大切です。

便秘薬を使い続けていると、腸の働きがどんどん弱まり、やがて自力で排便できなくなるリスクが高まります。年齢を重ねるごとに筋力も低下しやすくなり、便秘薬に頼る生活が習慣化すると、将来的に深刻なトラブルを招くことも。
また、便秘は「出ない」だけの問題ではありません。腸内に便が長くとどまることで、体内に不要なものが溜まり、肩こりや頭痛、肌荒れ、さらには認知機能の低下など、さまざまな不調の原因となります。腸内環境が悪化すると、便は臭くなり、悪玉菌が増え、本来の健康な状態から遠ざかってしまうのです。

実際に、当店にご相談くださった方の中には「便秘外来でも改善しなかったけれど、食事を見直したら調子が良くなった」「薬に頼らずに朝からスッキリできるようになった」といったお声をいただいています。
便秘が長く続くことで、気持ちが落ち込んでしまうかたも多いでしょう。毎日気持ちよく排便できることは、心身の健康にとってとても大切なことなのです。