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夜になると目が冴えて眠れない…それ、心の問題ではなく“体からのサイン”かもしれません

「夜になると元気になってしまう」
「眠ろうと思っても、頭が冴えて眠気がこない」
「寝つけなくて、ついスマホを見てしまう」

 

そんな毎日を送っていませんか?

 

多くの方が「私、夜型だから」と笑いながら話されますが、
実はその裏にあるのが 自律神経の乱れ です。

 

放っておくと睡眠の質が下がるだけでなく、
体の修復力が落ち、さまざまな不調や病気を引き起こす原因になります。

ベッドでスマホをみてる
 

夜になると冴えるのは「交感神経」が優位だから

 

 

本来、私たちの体は

  • 昼:交感神経が働き、活動モード

  • 夜:副交感神経が働き、リラックスモード

というリズムで動いています。

 

しかし、ストレス・疲労・スマホやパソコンの刺激などで
**夜になっても交感神経(=戦う神経)**が働き続けている人が増えています。

つまり体は「もう休んでいいよ」と言っているのに、
脳は「まだ戦闘中!」の状態。

このアンバランスこそが、夜の冴えと不眠の正体です。

 

 

自律神経が乱れると、眠れないだけでなく“治らない体”に

 

 

睡眠中には、体を修復する「成長ホルモン」が分泌されます。
これは肌・内臓・筋肉・血管を修復する、まさに“夜のメンテナンスホルモン”。

 

ところが、自律神経が乱れて眠れない状態では
このホルモンが十分に出ません。

 

結果として、

  • 疲れが取れない

  • 肌が荒れる

  • 免疫が落ちる

  • 生活習慣病のリスクが上がる

というように、**「眠れない=老けやすく、病気になりやすい体」**をつくってしまうのです。

 

 

眠剤は「眠りを作る」ものではない

 

 

眠剤(睡眠薬)は、脳を“無理やり眠らせる”薬です。
必要なときに医師の管理のもとで使うのは問題ありません。

ただし注意してほしいのは、根本的な解決にはならないということ。

眠剤を長く続けると、

 

  • 眠剤なしでは眠れない

  • 脳が薬に慣れて効かなくなる

  • 記憶力や判断力の低下(認知症リスクの上昇)

 

など、かえって体を疲れさせる方向に進むことがあります。

「これがあれば眠れる」と思ってしまうその安心感こそが、
実は眠りの質を奪っているのです。

 

 

睡眠の質を決めるのは「栄養」と「腸の状態」

 

 

眠れないからといって、心だけを整えようとしても上手くいきません。
眠りの質を決めるのは、脳ではなく腸と栄養。

 

腸内で作られる「セロトニン」は、夜になると“睡眠ホルモン・メラトニン”に変わります。
この流れがスムーズであれば自然と眠気が訪れ、質の良い眠りにつながります。

 

ところが、腸内環境が乱れていたり、たんぱく質やミネラルが足りないと、
セロトニンもメラトニンも作れません。

つまり、眠れない=栄養と腸の不調のサインでもあるのです。

睡眠の質が良い

 

眠りを深くする食事のポイント

 

 

● たんぱく質をしっかりと

睡眠ホルモンの材料になる「トリプトファン」は、たんぱく質に多く含まれます。
魚、卵、大豆製品、鶏むね肉などをバランスよくとりましょう。

 

● ミネラルを意識して

マグネシウム・亜鉛・カルシウムなどのミネラルは、神経の興奮を鎮める働きがあります。
海藻類、ナッツ、小魚、玄米などを少しずつ日々の食卓に。

 

● 夜のカフェインは避ける

コーヒー・紅茶・チョコレートのカフェインは、神経を刺激して眠気を遠ざけます。
夕方以降は控えて、白湯やハーブティーに切り替えましょう。

 

● 腸を整える食材を

納豆、みそ、ぬか漬け、オクラ、海藻など。
腸が整うと、セロトニンの分泌が安定し、気分も睡眠も整います。

 

 

サプリでのサポートも

 

 

現代の食生活では、加工食品が多く、ミネラルが圧倒的に不足しています。
また、野菜の栄養価自体も昔より落ちています。

 

そんな中でおすすめなのが、
天然成分にこだわってつくられたサプリメント。

当店で取り扱うサプリメントは、
「より食品に近い」ことを基本としています。

薬と同じ形の、化学合成されたものは
体に負担がかかってしまうことが心配です。

化学合成されていないため、体にやさしく、体がしっかり吸収。
「寝つきが良くなった」「朝のだるさが減った」という声も多く聞かれます。

 

ただし、サプリは“補助”。
基本はあくまで日々の食事です。
それを土台に、足りない分をサポートするのが理想です。

 

睡眠の質を上げる生活の工夫

 

  • 就寝2時間前にはスマホ・テレビをやめる

  • 照明を暗めにして体に“夜”を知らせる

  • 白湯を飲んで体温を上げてから眠る

  • 軽いストレッチや深呼吸で副交感神経を優位にする

 

この「体のリズムを整える行動」が、薬よりも大切。
自律神経は、毎日の積み重ねでしか整いません。

 

Q&A:眠りに関するよくある質問

 

Q. 寝つきが悪いだけでも自律神経の乱れ?
A. はい。眠りに入るときに副交感神経が優位にならない状態です。
夕方のカフェインやスマホ光、ストレスが原因の場合もあります。

 

Q. 眠剤をすぐやめても大丈夫?
A. 急にやめてはいけません。必ず止めてください。徐々に減らすサポートが大切です。
医師や薬剤師、薬のプロの登録販売者である当店にご相談ください。
薬に頼らなくても眠れる体づくりを一緒に行いましょう。

 

Q. 睡眠時間はどのくらい必要?
A. 量より質です。6時間でも深く眠れれば十分。
朝スッキリ目覚められるかが目安になります。

 

まとめ──眠れないのは「体が疲れすぎているサイン」

 

眠れない・夜に冴えるのは「心が弱いから」ではありません。
自律神経が乱れ、腸や栄養のバランスが崩れている証拠です。

 

薬に頼る前に、

  • 食事でたんぱく質とミネラルを補う

  • 腸を整える

  • 自然な眠りのリズムを取り戻す

それが本当の“眠りの治療”です。

 

眠れない夜に悩むあなたへ──。
体を整えれば、眠りは自然に訪れます。
その第一歩を、相談薬店で一緒に見つけましょう。

 

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