コラム
column
column
「毎日トイレに行けているから、私は便秘じゃない」
そう思って安心していませんか?
実は、毎日出ていても便秘の可能性があるのです。
「えっ?そんなはずない」と思うかもしれませんが、
これは医学的にも指摘されている“隠れ便秘”の状態。
便秘を正しく理解することが、スッキリした毎日と腸の健康への第一歩です。
便秘というと、「何日も出ない状態」を想像する人が多いでしょう。
しかし実際には、排便の回数だけで便秘かどうかは判断できません。
大切なのは、
便がスムーズに出ているか
出たあとにスッキリ感があるか
便の形や硬さが正常か
これらの質的な部分です。
つまり、“毎日出ている=健康”とは限らないのです。

“隠れ便秘”とは、排便はあるけれど腸が本来の力を十分に発揮できていない状態を指します。
代表的なサインは次のようなものです。
出ても残便感がある
コロコロ便や硬い便ばかり
トイレで時間がかかり、力まないと出ない
出てもお腹がすっきり軽くならない
これらは便秘の典型的な症状。
「毎日出ているから大丈夫」と思い込み、放置してしまうと、腸内環境の悪化や全身の不調につながります。
本来、腸が健康でリズムよく動いているとき、排便はとても自然です。
朝食後に自然と便意が来る
トイレに入って数分でスルッと出る
便の形は“バナナ状”で柔らかすぎず硬すぎない
出たあとはお腹が軽く、気分までスッキリ
これが“腸が元気な証拠”です。
この状態と比べて、「何か違う」と感じる場合は、たとえ毎日出ていても便秘と考えたほうがよいでしょう。
私も一時期、それなりに腸活をして、
まあ、排便がある日が多くなりました。
出ないで苦しかったときは、
もう本当に1週間とか出なかったんだから、
トイレにいって少しでも出たら、
「わたしもついに便秘ではなくなった!」
なんて喜んだりもしたものです。
しかし・・・

な~んかスッキリしない。
出てると思っても、
おなかは何日たっても苦しいまま。
どういうこと!?
と不思議だったけど、じつはこれが
出てると思っていても、それはまだ便秘の状態だったんですよね。
もっと後でわかったことですが、
1回の便の量、臭い、形などなど・・・で
自分の腸は元気で、元気な便が出ているのか、
自分は便秘なのかがわかるんです。
隠れ便秘をそのままにしておくと、腸に悪い影響が蓄積します。
腸内の便が長くとどまり、悪玉菌が増える
ガスが発生しやすくなり、お腹の張りや口臭の原因に
老廃物の排出が滞り、肌荒れ・吹き出物が増える
栄養吸収のバランスが崩れ、疲労感やイライラが出やすくなる
便秘はただの不快感ではなく、全身の不調の引き金になるのです。
便秘改善の第一歩は「スッキリ出す力」を育てること。
そのために、すぐに取り入れられる習慣を紹介します。
咀嚼が増えると唾液が分泌され、消化がスムーズに。腸への負担が減り、ぜん動運動が促されます。
海藻・オクラ・納豆などは便を柔らかくし、腸内の善玉菌を増やします。毎日の食卓に少しずつプラスしましょう。
朝の一杯の白湯は、腸の目覚めを助けます。冷たい水よりも断然おすすめ。
便意がなくても、毎朝同じ時間にトイレに行く習慣をつけることで、腸が「そろそろ出す時間だ」と学習します。
Q. 毎日出ているのに肌が荒れるのはなぜ?
A. 便が残っていたり腸内環境が乱れていると、老廃物が体に再吸収されやすくなります。その結果、肌トラブルにつながります。
Q. 下剤を使えば解決しますか?
A. 一時的には出せますが、腸の動きをさらに弱めてしまうリスクがあります。“自然に出す力”を育てることが重要です。
Q. 運動すれば便秘は治りますか?
A. 運動は効果的ですが、それだけで解決するとは限りません。食事・睡眠・ストレスケアとあわせて整える必要があります。
便秘を判断する基準は、出る回数ではなく出る質です。
毎日出ていても、残便感・コロコロ便・お腹の張りがあるなら、それは隠れ便秘のサイン。
今日からできる小さな工夫──
よく噛んで食べる
水溶性食物繊維をとる
朝の白湯
トイレ習慣
これらを積み重ねることで、腸は自然にリズムを取り戻していきます。
「毎日出てるから大丈夫」と思い込まずに、“スッキリ出せているか”を基準に腸の健康を見直すこと。
それが便秘改善の第一歩であり、美容や心の健康にもつながります。
「私の便秘はどのタイプ?」
「食事や生活で気をつけることは?」
そんな疑問やお悩みに、オンライン・店頭どちらでも無料(1時間) でお答えしています。お気軽にご相談ください。
ただいま公式LINEにご登録いただいた方へ、
「便秘タイプチェックシート(PDF)」 をプレゼント中!