コラム
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「最近、仕事が忙しくてお腹の調子が悪い」
「旅行や人間関係のストレスが続くと便秘になる」

このようなことを、感じたことありませんか?
実はストレスと便秘には深いつながりがあります。
そのカギを握っているのが、体の働きを自動的にコントロールする自律神経です。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
交感神経…日中の活動モード。心拍や血圧を上げ、体を戦闘・仕事モードに。
副交感神経…休息モード。消化・吸収を促し、腸のぜん動運動を活発に。
腸がスムーズに動くためには、副交感神経が優位に働く必要があります。
しかし、ストレスが長く続くと交感神経が優位になり、腸の動きがストップしやすくなるのです。
さらにストレスは、脳から腸へ送られる神経伝達物質のバランスを崩し、
腸内細菌の多様性も低下させることが知られています。
結果、腸内環境が乱れ、便が硬くなる、ガスがたまるなどの便秘症状が起こります。
私自身もかつて、仕事の忙しさや人間関係のストレスが続き、
「出そうなのに出ない」「お腹がパンパンに張る」といった便秘に悩まされた時期がありました。
特に仕事が忙しく、帰りが遅くなる日が続いてたころ、
毎朝の排便習慣が途絶え、3日、4日出ないことも。
あのころは、便秘薬がないと一切出ない・・・
そんなことばかりでした(-_-;)
気づけば肌荒れや疲労感も強くなり、気分まで沈んでいったのです。
転機は、朝に深呼吸とストレッチを取り入れたこと。
たった5分でも自分を落ち着かせる時間を作っただけで、少しずつお腹が柔らかく動き始めました。
腸と心は本当に一体なのだと実感した体験でした。
ストレス → 交感神経優位 → 腸のぜん動運動低下 → 便秘 → 体調悪化 → さらにストレス
この悪循環に陥ると、便秘薬を使っても根本的な解決にはなりません。
とくに注意が必要なのは以下のような状態です。
3日以上排便がない
残便感が続く
便秘と下痢を繰り返す
肌荒れ・疲れ・集中力低下など全身に不調が出る
これらは腸がSOSを出しているサインです。
Q. ストレスが続くと便秘だけでなく下痢にもなります。なぜ?
A. 自律神経が乱れると腸の動きが極端になり、ぜん動運動が止まる場合も、
逆に過剰になる場合もあります。
過敏性腸症候群の一因になることも。
Q. どれくらいの期間続いたら受診した方がいい?
A. 1週間以上便秘が続いたり、腹痛や血便を伴う場合は早めの受診を。
長引く便秘は慢性化や他の病気が隠れていることもあります。
Q. 市販の便秘薬で改善できる?
A. 一時的には楽になりますが、根本原因である自律神経の乱れを整えない限り再発しやすくなります。
生活習慣の見直しが重要です。

ストレスが原因の便秘は、心と体の両面から整えることが大切です。
5分の深呼吸やストレッチ、軽いウォーキングは副交感神経を優位にし、腸のぜん動運動をサポートします。
起きがけに白湯やハーブティーを飲むと胃腸がやさしく温まり、自然な排便を促します。冷たい水や強いカフェインは避けましょう。
水溶性食物繊維(海藻、オクラ、納豆)や発酵食品(味噌、ヨーグルト、キムチ)は腸内環境を整える助けになります。
6〜7時間以上の安定した睡眠は自律神経のバランス回復に直結。寝る前のスマホは控え、照明を落としてリラックス。
好きな音楽やアロマ、友人との会話など、心がほぐれる習慣を見つけることが、腸にとっても最高のサプリです。
ストレスによる自律神経の乱れは、
腸を直接ストップさせ、便秘を招く大きな原因になります。
便秘薬だけに頼るのではなく、深呼吸・十分な睡眠・腸にやさしい食事など
生活全体を整えることが根本的な改善への近道です。
毎朝の排便リズムが整うと、体だけでなく気持ちも驚くほど軽くなります。
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど心と密接につながっています。
今日からストレスと上手につきあい、腸がよろこぶ暮らしを始めてみませんか?
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