コラム
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「便秘がちだからサラダを食べているのに、全然スッキリしない…」
「生野菜を山盛り食べても、お腹が張って苦しいだけ」
そんな経験はありませんか?
実は、サラダだけでは便秘解消にならない理由があるのです。
便秘といえば「食物繊維」。そして「食物繊維といえばサラダ」というイメージは強いですよね。
でも実際には、サラダばかり食べても便秘が改善しない人がたくさんいます。
なぜならサラダには以下の落とし穴があるからです。
不溶性食物繊維に偏りやすい
キャベツやレタスは不溶性が中心。摂りすぎると便が硬くなりやすい。
体を冷やす
生野菜は胃腸を冷やし、腸の動きを弱めてしまう。
噛む回数が少ない
サラダはやわらかい野菜も多く、思ったより噛まずに飲み込みがち。消化が不十分に。
つまり、「サラダをたくさん食べれば便秘解消!」という考え方は危険なのです。
食物繊維には2種類あります。
水溶性食物繊維
水に溶けてゼリー状になる
善玉菌のエサになり腸内環境を整える
便をやわらかくする
(例:海藻・納豆・オクラ・果物)
不溶性食物繊維
腸の中でふくらみ、便のかさを増す
腸を刺激してぜん動運動を促す
(例:キャベツ・ごぼう・きのこ類)
サラダに使われやすいのはキャベツやレタス、ごぼうなど。不溶性に偏りがちで、
便秘タイプによっては逆効果になることがあります。
サイト内の症状別ページ【便秘】はこちら
https://www.echizen-ya.com/constipation/
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硬い便タイプ
生野菜ばかり食べると便がさらに硬くなる。
→ 温かいスープや煮物で水溶性繊維をとりましょう。
残便感タイプ
胃腸が冷えて動きが鈍くなり、スッキリ感が出にくい。
→ 温野菜や発酵食品をプラスするのがおすすめ。
ガスタイプ(お腹の張り)
不溶性食物繊維を摂りすぎるとガスが増えて張りやすい。
→ 海藻や果物の水溶性繊維を意識して。
かつての私は「便秘=サラダで解決」と思い込んでいました。
朝から大きなボウルいっぱいのサラダを食べて、
「これでスッキリできる!」と期待したものです。
でも結果は逆。お腹はパンパン、ガスも増えて、ますます不快に。
ところが、温かいみそ汁や納豆、海藻サラダに切り替えただけで、数日後には便通が改善していったのです。
「冷たい生野菜」だけではなく、「腸にやさしい温かい食べ物や発酵食品」との組み合わせが大切だと気づきました。
サラダ+温野菜
生野菜だけでなく、蒸し野菜やスープを一緒にとる。
発酵食品をプラス
納豆・キムチ・ヨーグルトを加えて腸内環境を改善。
温かい飲み物を添える
冷たい水ではなく、白湯や温かいお茶で腸をサポート。
Q. サラダを食べちゃダメなんですか?
A. ダメではありません。ただし「サラダだけ」や「大量の生野菜だけ」がNGです。温野菜や発酵食品と組み合わせれば腸にプラス。
Q. ダイエットのためにサラダ中心にしていますが?
A. ダイエット目的なら良い面もありますが、便秘体質の人は逆効果になることがあります。バランスを意識しましょう。
Q. どんなサラダなら便秘改善に向いていますか?
A. 海藻サラダやオクラ・モロヘイヤなど水溶性が多い野菜を使ったサラダがおすすめです。
生野菜だけでなく温野菜も取り入れる
体を冷やさず、腸を動かしやすくする。
サラダには発酵食品をトッピング
納豆やキムチを加えるだけで腸内環境が変わります。
冷たい飲み物を控える
常温水や白湯を選ぶことで腸を守ることができます。
朝:温かい味噌汁+納豆ご飯 → サラダは少量を添える
昼:海藻サラダ+スープ → 水溶性繊維を意識
夜:蒸し野菜+鍋料理 → 発酵食品も取り入れる
就寝前:白湯を飲んでリラックスストレッチ
「サラダ=便秘解消」というイメージは間違いです。
生野菜だけに頼ると、腸を冷やしたり、不溶性食物繊維に偏って便秘を悪化させることもあります。
腸を整えるには、水溶性と不溶性のバランス・発酵食品・温かい食事がカギ。
毎日の食卓にちょっとした工夫を加えることで、腸はスムーズに動き出し、美容や健康にもつながります。
サラダはあくまで「一部のサポート」。腸が喜ぶ食べ方を選んで、スッキリ快適な毎日を手に入れましょう。
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